乳酸菌で下痢の予防

乳酸菌は便秘の解消だけでなく、下痢のときにも働いてくれます。

便秘は便がでにくい状態、下痢は水様便が頻繁にでる状態で逆の状態ですが、 どうして便秘にも下痢にも働くのでしょうか。

乳酸菌の整腸作用

小腸や大腸の内容物は、腸の蠕動運動によって水分や栄養素を吸収しながら、 ゆっくりと肛門に向かって進みます。

理想的な便の水分量は60~70%ほど、半練り状の固さです。

水分量が90%以上になると下痢になります。

乳酸菌には整腸作用があります。乳酸菌は糖分を分解して乳酸を作りだします。

乳酸が腸を刺激して腸の蠕動運動が促されます。

乳酸によって腸内が酸性になります。

悪玉菌はアルカリ性の環境を好むので、酸性の腸内では悪玉菌が減少します。

下痢のときは腸内環境が乱れていることが少なくありません。

善玉菌と悪玉菌のバランスが整い腸内環境が改善されることで、 便秘だけでなく下痢の改善にもなります。

乳酸菌の摂り方

乳酸菌が多い食品といえばヨーグルトを思い浮かべるのではないでしょうか。

下痢には食中毒や食べ過ぎが原因の急性下痢と、 ストレスが原因といわれる慢性下痢の2種類があります。

ヨーグルトを食べていいのは慢性下痢のときです。

急性下痢のときは胃腸を休める必要があるので、固形物であるヨーグルトは控えます。

急性下痢が回復してきたら、消化によいヨーグルトを食べるのもよいでしょう。

慢性下痢の場合は、普段から乳酸菌を摂取して腸内環境を整えておくと下痢の予防になります。

ただし、冷たいヨーグルトは下痢を悪化させる可能性があるので、 一口ずつゆっくりと食べるようにしましょう。

ホットヨーグルトもおすすめです。

温かいものならお腹が冷えて下痢がひどくなる心配がありません。

容器に100gのヨーグルトを移し、ラップをしないで電子レンジで1分加熱します。

温かいと酸味が強くなるので、食べにくいときははちみつを加えてみてください。

ヨーグルトが苦手な方はサプリメントで摂取するのもよいでしょう。

サプリメントならお腹が冷えることがありません。

摂取の注意点

ヨーグルトの中には甘味料としてキシリトールが配合されているものがあります。

キシリトールはお腹をゆるくすることがあるので、 下痢のときはキシリトールを配合していないヨーグルトを選びましょう。

乳酸菌の整腸作用は摂り続けることで得られます。

下痢がひどいときだけでなく、普段から摂取するようにしておけば予防になります。

ヨーグルトで摂取する場合は、1日100g以上を目安に摂取してください。